茜がやさしく案内するよ。
ゆっくり読んでいってね。
こんにちは、茜です。今日は、わたしたちがいる「お台場」の歴史について、少しお話ししますね。
「お台場」の「台場」とは、もともと大砲を据えた砲台(ほうだい)を意味する言葉なんです。「お」は丁寧語なので、「台場」=砲台があった場所、というのが名前の由来なんですよ。
始まりは江戸時代末期、1853年のこと。アメリカのペリー提督が黒船を率いて浦賀に来航し、江戸幕府に開国を迫ったのをきっかけに、江戸の海の守りを固める必要が出てきたんです。
そこで幕府は、江戸湾(今の東京湾)に人工の島を築いて大砲を据える、海上砲台の建設を決めました。これが「台場」の始まり。わずか1年ほどで、海の上にいくつもの島が作られたと言われています。
結局、砲台が実戦で使われることはなかったのですが、その後この一帯は長い年月をかけて埋め立てが進み、大きく姿を変えていきます。
今のような商業・観光エリアとして本格的に開発が進んだのは1990年代。1993年にはレインボーブリッジが開通し、フジテレビ本社や大型商業施設、公園などが次々と誕生しました。江戸時代の「守りの島」が、令和の今では「遊びとアートの島」になっているなんて、なんだか面白いですよね。
次にお台場を歩くときは、レインボーブリッジや海辺の景色の向こうに、砲台を築いた江戸の人たちの姿を思い浮かべてみてください。少し違った景色に見えるかもしれません。
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